データ保持期間は、書き込み回数が増えるにつれて短くなるらしい。つまり倉庫用に新しいSSDを購入するのと、数年使い込んだSSDを倉庫にするのでは、データ保持期間に違いが出てくるようだ。実際どの程度の差になるのだろうか。それならば、SSD耐久テストで長期間書き込んだSSDがあるので、これを使って確認してみよう。
使用するのはCrucial RealSSD C300だ(34nm)。
既に13771回、合計801.8TBを書き込んであるが、これだけ使用しても114日間保持できている。
いきなりエラーが出たらどうしようかと思ったが、とくに問題なく書き込めた。
あとで比較するために、CrystalDiskInfoも保存してある。
34nmは長持ちしそうなので、まずは半年間保管してみる。
データ保持の確認は無事に終えたのだが、妙に読み込み速度が遅いというか、引っかかるような動きが気になった。最近の速いSSDに慣れたせいで、C300が遅く感じるだけかなと思ったら、どうやら違うようだ。次は1年後に確認するため、準備しようとしてファイルを1つ書き込み始めた瞬間、応答がなくなり壊れてしまった。再起動するとBIOSから消えてしまい、ディスクの管理やPuppy Linuxで認識できない。
読み込み速度が不安定だったのは、保持するだけの余力しか残ってなかったからと思われるが、そこに書き込むだけで壊れるのが疑問だ。かなり消耗させた状態で長期間保管するのは、寿命を縮めるのと同じことで、壊れる寸前になっていたのだろうか。そんな状態であっても、異常なデータが検出されることなく、正常に読み込めたのは凄いことではあるが、耐久テスト的にも余裕あると思っていたので、突然壊れたのは意外だった。
一応は正しく保持できていたので、データ保持期間は半年として記録しておく。