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SSD耐久テスト
第9回 20nmのデータ保持期間はどれぐらいなのか (2012.12.9)
データ保持期間で1つ気になることは、プロセスルールごとの差だ。5年や10年でも余裕で保管しておけたのは、X25-VやSSDNの頃の話であって、最近のSSDは短くなっているらしい。そう言われても具体的な期間がわからないし、当時のSSDだって、本当に10年間保管を確認したわけではない。どこまで差が出るのかわからないが、v4は25nmなので、同時に20nmでも確認することにした。


そういうわけで使用するのはintel SSD 335だ(20nm)。必要最低限な梱包のv4と比べると、335はシールやCDでゴミの山になる。


335はコントローラーがSandForceなので、0x00〜0xFFでは圧縮されてしまう。それなので書き込むデータをランダム値に変更した。


あとで比較するために、それぞれCrystalDiskInfoも保存してある。

こちらも同じく3ヶ月間保管してみる。
E9=1 (2013.3.5)

ある程度使用したSSDのデータ保持期間も気になるので、E9=1を目安にして調べてみる。Trim無効なので719回の書き込みでE9=1になってしまった。


メディア消耗指標(E9、下から4番目)の現在値が1になっている。


こちらも3ヶ月間保管してみる。
新品が3ヶ月経過 (2013.3.10)

新品なので3ヶ月ぐらい当然のことだが、問題なくデータ保持できていた。次は半年のを確認する予定。
E9=1が3ヶ月経過 (2013.6.6)

こちらも問題なく3ヶ月が経過した。同様に次は半年のを確認する予定。
新品が半年経過 (2013.9.11)

半年が経過したが、問題なくデータ保持できていた。次は1年のを確認する予定。
E9=1が半年経過 (2013.12.8)

中古のv4が半年に満たなかったので、より微細化している335も難しいかなと思っていたら、意外にも問題なく半年が経過した。同様に次は1年のを確認する予定。
新品8ヶ月に中古半年で終了 (2014.5.19)

新品のほうは8ヶ月が経過したが、問題なくデータ保持できていた。v4が1年保持できているので、335も1年以上は余裕で保持できると思われる。


中古のほうは既に半年の記録が残っているが、こちらは5ヶ月保持できていた。335は300TB以上書き込んでも、軽く半年は保持できるようだ。

BotchyWorldを更新終了するので、335のデータ保持期間は新品が8ヶ月、E9=1が半年として記録しておく。
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